こんにちは。ターミニックス浜松の森田です。
11月になり今年もあと2か月になりました。
今回はコウモリによる被害についてご紹介していきます。
- コウモリの被害
- 駆除と対策
- まとめ
〇コウモリの被害
営巣した場所が天井裏や壁内の場合、コウモリの騒音が発生しやすく、人間の生活に悪影響を与えます。集団で行動するため、巣に集う個体数は多くなり、営巣した建物が糞尿に汚染され、悪臭が発生します。実際にコウモリに侵入された天井裏や壁の中を確認すると、糞だらけになっていることが多いです。
コウモリの糞尿からは以下の3種のダニが媒介されます。
・コウモリマルヒメダニ
・コウウモリマダニ
・コウモリトコジラミ
糞尿がある巣付近から、ダニが室内に侵入し、首や手足など肌の露出が多い部分が刺され、吸血されます。これらのダニに吸血された直後ではなく、数日経ってから腫れや、かゆみなどの症状が発生します。それにより、2次感染となり以下の感染症を起こす可能性があります。
ハンタウイルス感染症(腎症候性出血熱、ハンタウイルス肺症候群)
腎症候性出血熱—急な発熱、頭痛、嘔吐などの症状があり、目の充血、発赤などが見られることもあり、重症になると死亡する可能性もあります。
ハンタウイルス肺症候群—急な高熱、筋肉痛が表れ、呼吸困難状態となります。死亡例も多く見られます。
アルボウイルス感染
コウモリが媒介するダニが引き起こす感染症です。出血熱や脳炎などの症状が表れます。
ヒストプラズマ症
コウモリの糞を含んだ土壌やほこりの中の真菌を吸い込むと感染し、主に肺炎の症状が表れます。症状が出ないか、症状が軽い場合が多いですが、高熱やせき、呼吸困難になる場合もあります。
このように、二次被害のリスクが高いため、コウモリを見つけたらすぐに駆除したいと思いますが簡単には出来ないのです。
〇駆除と対策
コウモリの駆除は鳥獣保護法により保護されており、捕獲や駆除するためには行政機関への申請が必要です。自分で勝手に捕まえることはできません。コウモリ対策は、建物への侵入自体を防ぐこと。また、営巣になっていた天井裏などにある糞尿の清掃行い、病原菌を媒介しないようにしなければなりません。
〇まとめ
コウモリの被害は糞や尿による被害とそれに伴って2次感染のダニやシラミによる感染症などの被害があります。駆除は鳥獣保護法によりできませんが、侵入を防ぎ天井裏などに営巣させないことが対策になります。少しでも気になれば早めの対策が必要ですね。
森田 雄介
所属は浜松営業所にて、静岡県西部のお客様に対してのお困りごと解決を生きがいとさせて頂いております。
スポーツ全般的に趣味ですので、お気軽に話しかけて下さい。
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