

ダスキンフランチャイズチェーン加盟店(株)あゆみっくす
ダスキン ターミニックス サンカ
こんにちは。ターミニックスサンカ浜松営業所の森田です。
急に暖かくなったり、寒くなったりして、寒暖差が激しい季節が続いています。みなさん体調はいかがでしょうか?コロナウイルスの感染も未だに増え続けていますので警戒して行かなければなりませんね。
今回はシーズンではないですがアリについてご紹介していきます。
クロアリは、日本ではその種類は20種類以上存在しています。その内、数種類が建物の壁や家具、電気器具などに侵入し被害をもたらしており、一戸建て木造住宅だけではなく、マンションでも被害を増加させています。
建物の被害の8割ほどを占めるルリアリ、サクラアリ、トビイロケアリについてその生態についてご紹介していきます。
ルリアリ—名前の通り、体色が美しい瑠璃色(紫色を帯びた紺色)をしているのが特徴です。一番に目につく働きアリは2mm程度の大きさで、スキマを好むことが特徴です。種類は問わず、サッシ、壁の内部、キッチンといったものから、テレビなどの電気器具内、自動車の電気制御機器内と様々なところに侵入し、営巣します。
さらにルリアリが室内の壁に営巣すれば、食材を食害するだけでなく、家具やリビングを歩き回り住人を不快にします。また電気器具やスイッチに侵入すれば、電気がショートし、破損する場合もあります。
サクラアリ—1mm程度の薄い茶色(桜色)で、ルリアリと生態がよく似ていますが、体色が木材に極めて近く、よく見ないと発見が難しい種類です。
もたらす被害もルリアリと同じく、家屋や様々な場所のスキマを狙って営巣し、マンション下層階の外壁を伝って、窓やバルコニーから室内に侵入することも目立っています。
トビイロケアリ—名前の通り、鳶色(トビの羽の色。茶褐色)の体色で日本全土に分布しています。働きアリはルリアリよりやや大きく3mm程度です。基本的に肉食であり、餌としては昆虫の死骸などを好みます。
一戸建ての木造家屋で発見されることが多く、特に雨漏り部や腐朽部に浸入すると、木部を巣の材料として削ってゆくので木材の強度がどんどん低下し、住まいの品質を損ねることになります。
またシロアリの巣に侵入し、シロアリを食い尽くし、自らの巣にしてしまうこともあります。
同じアリと付く名前のせいか、クロアリもシロアリも同じ仲間だと思われがちだが、実際には全く別の進化をたどってきた昆虫です。
クロアリの祖先はハチ、シロアリの祖先はゴキブリで、約1億年~3億年前にはすでに別々の系統に分かれていたが、その後の進化の結果が、現在のように似ている生態を持つ社会性昆虫になっています。
シロアリにとって一番の天敵はクロアリであり、逆にクロアリからすればシロアリは貴重な栄養源です。
自然界の中ではひとつの枯れ木にクロアリとシロアリの両方の巣があることも珍しくありません。一説には攻撃力の弱いシロアリがクロアリと同居することでクロアリに外敵から守ってもらい、その代りに自らを栄養源として与えているという解釈もあります。
アリにも多くの種類が存在しています。シロアリとは別の種ですが、アリだからと言って甘く見ていると大きな被害に繋がってしまう事もあるので注意なければなりません。