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ダスキン ターミニックス サンカ
こんにちは。ターミニックス浜松の森田です。
今回はダンゴムシについてご紹介します。
〇ダンゴムシの生態
ダンゴムシは、甲殻類でエビ・カニの仲間です。
ダンゴムシとは、刺激を受けると丸くなる習性をもつ虫です。名前に「ムシ」と付いていますが、厳密に言うと昆虫ではなく、節足動物にあたります。
体長は13mm、胸部に8対、腹部に5対の脚を持っており、胸部の足で歩行します。
腹部の5対のうち、2対の白い足は、空気呼吸に役立っています。
ダンゴムシには進行に独特のルールがあります。
例えばダンゴムシが障害物に突き当たったら右に進むとします。
次にまた障害物に突き当たったら、今度は左に進みます。
そう、ダンゴムシは障害物に突き当たったら左右交互に進む性質を持ちます。
これを『交替性転向反応』と呼びます。しかし全部のダンゴムシが左右交互に進むのかと言われればそうではありません。実際に、左右交互に進む個体もいれば左左右といったちょっとセオリー通りに行動しない個体もいます。
昼間は石の下などに隠れ、夜に活動します。エサは朽ち木、枯れ葉、植物の根や虫の死骸等です。
一度に成虫になり、3~5年生きます。冬は土の中に潜って冬眠します。
特に苗につきやすく、やわらかい根や新芽を食害して植物を弱らせてしまいます。そのため、ガーデニングにおいて食害性害虫とされ、嫌わる存在です。ただ、枯れ葉を食べて土中の微生物が分解しやすいようにしてくれたり、糞が微生物の栄養になったりと悪い面ばかりではありません。被害の状態によって、駆除する対象となっていきます。
・オカダンゴムシ
気温20〜25℃で最も良く活動し、春秋2回の繁殖ピークがある。 1回に40〜80個産卵し、卵は雌の体表面にある育房(抱卵板)の中で孵化、数日して離脱する。
○調査と駆除
・調査で知らなければならないこと
ダンゴムシの所在を突き止めること
屋外の生息場所を把握すること
・駆除方法
廃材、がれき、落ち葉等を取り除き土壌表面に直射日光を当たるようにしてから、粒剤と液剤を使用する。
○まとめ
ダンゴムシはジメジメとした場所を好むので、風通しをよくすることで予防できます。そして餌となる落ち葉や枯れ葉は掃除しておくことが大切です。
しかしよい土を作る「益虫」でもあるので、腐葉土など土には良い環境もつくるので被害の状況で対策していかなければなりません。