

ダスキンフランチャイズチェーン加盟店(株)あゆみっくす
ダスキン ターミニックス サンカ
さて、これから梅雨の時期…ジメジメしますよね。
近頃、床下に潜ると「少しずつ湿度が上がってきていて動きにくくなるな~」と感じ始めている白石です。その反面、動きやすくなるな~とウズウズしているヤツらもいるのです…。
昨年の出来事ですが、ある美容院さんでの出来事です。
ある日、いつものようにお仕事をされていたようなのですが、ゴールデンウィーク真っ只中の5月上旬の午前中、ハエのような虫が床を這っていたようです。
初めはあまり気にしていなかったのですが、数分後には這っている虫とは別にガラスに張り付いている虫も発生し出しました。
そこからはみるみる内に虫が増え、気付いた頃にはお店の入口のガラス戸が全てその虫で埋まっていたのです!!
お店は開店したばかり!10時から予約して下さったお客様も来店されている!
来店されているお客様もあまりの虫の多さに驚き席を立ってしまったそうです。
皆さま、お気づきの方もいらっしゃると思いますが…そうです、シロアリの羽アリが発生してしまったのです。
急いでホウキで払い羽アリはボトボト床に落ちたので掃除機で一気に吸引したようです。
「一体どっから?」
と思うも、窓は開いておらず強いて言えば換気扇が回っているくらい。
そう疑問に思っている間にも羽アリは少しずつ増えていく。
懸命に目で追っていった先はお店と繋がっている着付け部屋との境にある柱でした。
小さな穴が開いており、そこからゾロゾロ出てきているシロアリの羽アリ。
慌てて市販の殺虫スプレーをシューーー!っと、かけたそうです。
殺虫スプレーに当たったシロアリの羽アリは弱ったものの次から次へ出てくるシロアリの羽アリ…。
これは業者さんにお願いしないといけないと思ったようで、その日の夕方ごろに当社へご依頼を頂きました。
私がお邪魔させて頂いた頃には羽アリはもう出ていなく、死骸などがポロポロいる程度でした。
発生していた柱を教えてもらって調査しましたが小さな穴が開いている。
これはシロアリが開けた穴に違いないと確信した私は、穴にガムテープを貼りその周辺にも穴がないか調査しました。
※ガムテープは素材によって剥がす際に壁紙なども一緒に剥がしてしまう場合がありますので、
なるべく粘着性の抑えた養生用のガムテープをオススメします。
ここで大切なのがシロアリの羽アリ発生部の穴埋めです。
シロアリの羽アリは穴が開いていないと飛び立つことができませんので、穴をテープか何かで塞ぐことが応急処置になるのです!
テープ(ガムテープなど大きくてベストですね!)で塞ぐ際に市販の殺虫スプレーを穴に噴射しておけば、更に効果的でしばらくの間は出てくることはないでしょう。
もし同じことが起きてしまった場合は試してみてください。
しかし、羽アリが出てくる穴が無くなれば彼らは他に穴を開けてしまいますので早急な対策が必要になってきます。
一般家庭であれば迷わず駆除するところかと思いますが、貸店舗である以上、
「建物は大家さんのもの。建物を直すわけではないけどシロアリが出たことは言っておこう。けど、これってウチのせいなの?ウチが責任もつべきなの?」
とお悩みの方がものすごく多いです。これは私でも決めることの出来ない複雑な問題なのです。
ご参考程度で捉えて頂きたいのですが、経験上、大家さんが対策して下さることがケースしては多いです。
かといって大家さんが負担するケースと借りている方が負担するケースと…様々なのです。
これは店舗を借りる際にシロアリの対策はしているのか、また発生した場合どうするのかをしっかり話し合っておくことが大切なことになります。
今回の場合、事前の話し合いをしていなかったため、羽アリ発生後の話し合いで借りている美容院さんが負担することになりました。
事後でも遅いということはありませんので、現状を伝えしっかりと話し合って下さい。
上記にも記載した様に、穴を埋めるだけではまた新しい穴を開けられてイタチごっこになるだけです。
羽アリが発生した以上しっかりとした対処をしなければなりません。
そうは言っても一般家庭のように床下の空間があるわけでもありません。
店舗の造りというのは、全て土間打ちでできているところがほとんどなのです。
従って薬剤を全体的に散布や注入することは必ず見落としが出てきますし、お客様が入られるところに薬剤を散布なんてしたらニオイなど気になりますよね?
でもご安心下さい!ダスキンでは薬剤をまかなくてもシロアリ駆除が出来る方法がございます。
それはベイト工法という方法です。
また別の記事にてベイト工法の紹介をさせてもらいますので
そちらをご参照頂けたらと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。
シロアリの羽アリが発生した=シロアリがどこか近くで木材を食べているということになります。
シロアリの羽アリの見分け方などもまた別の記事にてご紹介致しますので是非参考にしてみてください。