【家庭向け】10月に増えるアリの被害と正しい駆除・予防法
はじめに
秋といえば、気温が少しずつ下がり過ごしやすい季節ですが、実はアリの被害が増える時期でもあります。特に10月は、夏に活動していたアリが冬に備えて食料を求め、家庭やオフィス内に侵入するケースが多発します。床を這う小さなアリを見かける程度なら軽視してしまいがちですが、放置すると大量発生や巣の拡大につながり、食品汚染や衛生リスクの原因になることも少なくありません。
本記事では、10月に注意すべきアリの種類と特徴、家庭でできる正しい駆除法、さらに長期的な予防策について解説します。
10月に多いアリの種類と特徴
アリといっても種類によって行動や被害内容は異なります。代表的なものを見ていきましょう。
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イエヒメアリ
小型で黄色っぽい体色をしており、台所や食品棚によく現れます。甘いものや油分を好み、食品への被害が多い種類です。
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クロオオアリ
日本でよく見かける大型のアリ。屋外の地面や庭に巣を作りますが、秋になると屋内に侵入するケースがあります。咬むこともあり、不快感が強い種類です。
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アルゼンチンアリ(外来種)
繁殖力が強く、侵入すると他の在来アリを駆逐してしまいます。列をなして室内に入り込むため被害が大きく、注意が必要です。
アリが増える理由(10月特有の背景)
なぜ10月にアリをよく見かけるのでしょうか?理由は主に3つです。
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越冬前の食料確保
アリは冬の寒さに弱いため、秋のうちに巣に食料を蓄えようと活発に動き回ります。
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気温の変化
夏の猛暑で屋外活動が制限されていたアリが、秋の快適な気温になることで再び活発化します。
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住居の隙間から侵入
涼しくなると室内の温度や食料に引き寄せられ、窓枠や壁の隙間から侵入しやすくなります。
自分でできる駆除方法
アリを見つけたときの応急的な対処法として以下の方法があります。
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市販のアリ用ベイト剤を設置
巣に持ち帰らせて巣ごと駆除できます。行列の途中に置くと効果的です。
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侵入経路の遮断
窓枠・サッシ・配管まわりの隙間をシリコンやパテでふさぐことで侵入を防げます。
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掃除を徹底する
食べこぼしや調味料の付着はアリを引き寄せます。台所やダイニングを清潔に保ちましょう。
長期的な予防法
一時的に駆除できても、巣が残っていれば再発します。長期的な予防には以下が有効です。
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巣の特定と除去
庭や建物周辺の土を掘り返し、巣を特定して駆除剤を投入します。
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屋外環境の整備
ゴミ置き場の管理、落ち葉や草むらの整理はアリの発生源を減らします。
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専門業者への依頼
特にアルゼンチンアリのような外来種や大量発生の場合は、家庭での対処が難しいため、害虫駆除の専門業者に依頼するのが最も確実です。
まとめ
10月はアリが冬を前に活発になるため、家庭内での被害が増える時期です。イエヒメアリやクロオオアリ、外来種のアルゼンチンアリなど、それぞれに特徴があり、放置すると食品汚染や不快害虫としての被害が拡大します。
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ベイト剤で巣ごと駆除
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侵入経路を塞ぐ
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清掃を徹底する
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長期的には巣の除去や環境整備
この4つを基本として対策を行いましょう。
また、大量発生や外来種の場合には専門業者の介入が不可欠です。早めに正しい対応をとることで、10月のアリ被害を最小限に抑えることができます。
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