

ダスキンフランチャイズチェーン加盟店(株)あゆみっくす
ダスキン ターミニックス サンカ
暖かくなってくる3月下旬から5月にかけて、「最近やたらと虫を見かけるな」と感じることはありませんか?
それはあなただけではありません。実は春は害虫にとって活動の始まりの季節であり、多くの虫たちが冬の間の休眠から目を覚まし、活動を再開し始めます。
特に、以下のような虫たちは春から急激に活動が活発になります。
このような害虫たちは、人間の生活圏にも入り込みやすくなり、放置すると深刻な被害を引き起こす可能性があります。
本記事では、春に虫が増える理由を科学的かつ分かりやすく解説し、今からできる効果的な対策をプロの視点から5つ厳選して紹介します。
虫が春になると増える理由は、主に以下の3つに分けられます。
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
害虫の多くは「変温動物(へんおんどうぶつ)」と呼ばれ、自分で体温を調節することができません。つまり、外気温に応じて体の活動レベルが変わるのです。
冬の間、気温が低いときは活動を停止して「冬眠」または「休眠」状態に入ります。しかし、3月下旬〜4月頃に気温が15℃を超える日が増えると、以下のような虫たちが活動を再開します。
害虫の種類 | 活動開始温度 | 春の特徴 |
---|---|---|
ゴキブリ | 約15℃〜 | 台所や押入れで活動再開 |
シロアリ | 約20℃〜 | 羽アリが飛び始める |
ダニ | 約18℃〜 | 布団やカーペットに発生 |
ムカデ | 約17℃〜 | 湿気のある床下や庭で目撃される |
春先は、気温だけでなく湿度も上がる時期です。特に雨が多くなる地域では、湿度が一気に上昇します。
湿度が高くなると、以下のような害虫の発生リスクが高まります。
多くの害虫は、春になると繁殖活動を開始します。特に、**シロアリの羽アリが一斉に飛び立つ「群飛(ぐんぴ)」**は4月〜5月に最も多く確認されます。
また、ハチの女王蜂も春先に目を覚まし、巣作りを始めます。放っておくと夏には大きな巣になり、近づくだけで攻撃されることも。
害虫の種類 | 春の行動 |
---|---|
シロアリ(羽アリ) | 巣から飛び立ち、新しい巣を作る |
ハチ(スズメバチ等) | 女王蜂が冬眠から覚め、巣作り開始 |
チャバネゴキブリ | 台所周辺で繁殖・産卵を開始 |
ダニ | 気温と湿度の上昇で爆発的に繁殖 |
春は、虫にとって目覚め・活動開始・繁殖開始のすべてが重なる季節です。そのため、私たち人間の生活空間に侵入してくるリスクも一気に高まります。
「気温が上がってきたな」と感じたら、虫の活動もすでに始まっていると考えて間違いありません。
春は「虫が目覚める前に動く」ことが、効果的な害虫対策になります。ここでは、家庭でもできるプロ直伝の実践法を5つにまとめてご紹介します。
害虫の多くはたった数ミリの隙間から侵入します。特にチャバネゴキブリやムカデは、1cm未満のすき間でも通れます。春の初期に封鎖しておくことで、「虫が入ってくるルートそのものを断つ」ことができます。
湿気は虫の大好物。ゴキブリ、ダニ、シロアリは湿った環境を非常に好みます。特に「水滴の残ったシンク下」や「換気不足の浴室」は、虫の温床になります。
現在、春から初夏にかけての害虫発生は地域によってバラつきがあるものの、地球温暖化や住宅構造の変化、生活スタイルの多様化により、これまで以上に予測困難な被害が急増しています。
過去10年間の気象庁データでも明らかなように、春の気温が年々上昇傾向にあります。
これにより、本来4月以降に活動するはずの害虫たちが、3月初旬から姿を見せるようになってきました。
特に以下のようなケースが増えています。
この傾向は今後も続くと予想されており、**「春の対策が夏を制す」**という考え方がますます重要になります。
現代の住宅は気密性・断熱性に優れた設計が増えており、一見すると害虫が入りにくくなったように思えます。
しかし、その反面、次のようなリスクも増加しています。
また、テレワークの増加により、自宅にいる時間が長くなったことから、**“家の中で虫に遭遇する頻度が上がった”**と感じる人も増えています。
単に「気持ち悪い」だけでは済まされないのが、近年の害虫トラブルです。
特に免疫力の低い子どもや高齢者にとっては、命に関わる問題となる場合もあります。
今後の予防では、**「発見したら駆除する」のではなく、「発生させない環境づくり」**が不可欠になります。
対策項目 | 具体策 |
---|---|
湿度管理 | 除湿機、換気、結露対策 |
食品管理 | 密閉容器の活用、常温保存しない |
掃除習慣 | 週3回以上の掃除機・拭き掃除 |
点検の習慣化 | 年2回の「ダスキンターミニックスサンカ店」点検 |
このように、春の害虫問題は「これからの常識」として定着しつつあります。
しっかりと知識を持ち、事前に対策をとることで、未然に大きなトラブルを防ぐことができます。
次章では、実際に現場で多くの害虫トラブルを解決してきた**「ダスキンターミニックスサンカ店」からのアドバイス**をご紹介します。
私たち「ダスキンターミニックスサンカ店」では、年間を通じて数千件におよぶ害虫・害獣駆除の現場を対応しています。その中でも、春のシーズンは**“初動対応が遅れて被害が拡大する”**ケースが特に多いです。
そこで、これまでの経験をもとに、読者の皆さまに知っておいていただきたい“ワンポイントアドバイス”をお伝えします。
多くの方が虫を見かけてから相談されますが、それでは遅いことが多いのが実情です。特にシロアリやハチなどは、**「見えない場所で進行している」**ことが多く、
という事例は少なくありません。
春の始まり=点検の始まりと意識し、年2回の定期点検を強くおすすめします。
市販の殺虫剤や罠などを使って一時的に駆除できたとしても、巣や侵入口を根本的に対処しなければ再発のリスクが残ります。
特に以下のようなケースでは、自己対応では不十分です:
プロの駆除では、
全国対応の業者もありますが、その地域特有の虫の発生時期や生息場所を熟知しているのは地元業者です。
「ダスキンターミニックスサンカ店」では、
これが「ダスキンターミニックスサンカ店」が推奨する春の害虫対策の基本です。
ぜひこの春から、虫に悩まされない快適な生活を実現してください。
次回の記事では、実際の駆除現場レポートや、春に多い「見落としがちな害虫スポット」など、さらに具体的な対策事例をご紹介予定です。ご期待ください。