サンカの中村です!!
秋をすっ飛ばして冬が来たような寒さですね。
環境の変化に風邪などひかないように気を付けたいです。
今回はネズミの毒餌についてご紹介します。
※この記事は令和6年11月に更新されています。
- 毒餌を置いても効果がない?
- 毒餌を使用する上でのポイント
- まとめ
毒餌を置いても効果がない?
毒餌が効かないネズミは確かにいます。
効かないといっても、急性毒の餌ではなく蓄積タイプの毒エサです。
毒餌で死なないネズミの事を抵抗性ラットとかスーパーラットと呼びます。
蓄積毒に使用されているのがワルファリンという成分ですが、このワルファリンを分解する酵素をもっているらしいです(;^ω^)
通常であれば1週間から10日、毒エサを与えれば死亡しますが、1カ月、数か月、もしくはずっと食べさせても死なないのです。
じゃあもっと強い毒を使えばいいじゃん!!!(=゚ω゚)
と思われるでしょうが、そう単純な話ではありません。
強い毒は、警戒されなかなか食べてくれません。
私も蓄積毒の中に混ぜたり工夫をしたことがありますが、強い毒だけ残されるという事も経験しています。
もし毒エサを何回か使用し、食べられている状態で、ネズミが一向に減らないなら、それはスーパーラットかもしれません。
他の方法を考えるか、業者さん(私)に相談した方がいいと思います。
毒餌を使用する上でのポイント
本当に毒エサが効いてないのか、状況によってわからない場合もあります。
現在潜伏しているネズミの数や毒エサの量が適切かなどです。
・ネズミの数が多く、毒エサがすべてにいきわたってない。
・毒エサの量や補充スピードが遅く、通常のラットでも死ぬまでに時間がかかっている、などです。
蓄積毒はその名の通り、何度も食べさせて蓄積させなければいけません。
理想ではなくなったらすぐ補充を食べなくなるまで続けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
毒エサは、一見簡単に見えて、効果が無いリスクや、何度も食べさせる根気がいる方法です。
また、時間もかかるため、その間、被害(糞、尿、齧り跡)も拡大してしまうのです。
中村幸平
害虫と一言に行っても様々な種類、大きさ、生態がございます。
今まで培ってきた経験と知識で、お客様に喜んで頂ければ、私も笑顔になってしまいます。
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