こんにちは。ターミニックスサンカ浜松営業所の森田です。
虫たちも冬眠前になってきています。いろいろな虫を冬眠の準備でよく見かけることがあります。
今回はよく家などで見かけスピードが速いハエのイエバエについてご紹介していきます。
- イエバエについて
- イエバエによる被害
- 駆除・対策
- まとめ
イエバエの生態
人が生活している環境に生息し、自然環境ではほとんど存在しません。家屋内に好んで侵入して、台所、居間、トイレで多く見られます。
生態は、体長6〜8mm、体は灰黒色で前胸背に4本の黒い縞模様がある。雌では両方の複眼の間が、雄より幅広いのが特徴です。成虫の寿命は約1ヶ月で、その間50〜150個の卵塊を4,5回産卵する。卵期間は0.5〜1日、幼虫期間は約7日、蛹期間は約4日で、産卵から成虫羽化までおよそ12日間。成虫で越冬し、春〜晩秋まで発生を繰り返すが、盛夏に減少して2山型の発生パターンを示します。
イエバエによる被害
食べ物にたかるだけではなく、大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、赤痢菌、腸炎菌などさまざまな病原菌を媒介します。1996年に問題となったO-157もイエバエによって媒介されます。汚いところを歩き回り、足や体に付いた病原菌を運搬します。ハエによって人や家畜に媒介される病気は、赤痢・コレラ・チフス・ポリオ・O-157など60種以上あるといわれています。トイレの水洗化、ゴミ収集など、住環境の向上でハエが減少しています。
衛生害虫としての意識が薄れ、危機意識の低下が問題になります。
駆除・対策
駆除の方法は エアゾール剤などを直接散布することで駆除できます。捕虫器や電撃殺虫器などを併用することも有効です。発生源となる糞や堆肥などの管理を徹底して頂き、発生源から飛翔させないよう密閉管理をすることが重要です。また、屋外からの侵入を防止するために出入口や窓には網戸やカーテンを取り付けることが有効です。
まとめ
様々な病源菌を媒介し、被害が発生します。環境改善や整備により、昔ほど被害が多くないです。しかし、意識の低下による、感染するリスクも上がっています。
ハエの侵入対策、発生対策をしっかりする必要があります。
森田 雄介
所属は浜松営業所にて、静岡県西部のお客様に対してのお困りごと解決を生きがいとさせて頂いております。
スポーツ全般的に趣味ですので、お気軽に話しかけて下さい。
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