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公開日: 2018/01/23 - 最終更新日:2018/01/22

おウチの構造 Ι 今や絶滅寸前!?土壁・砂壁の特徴

白石祥勝白石祥勝
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お久しぶりです、シロアリお役立ち情報担当の白石です。
今年の冬は、例年に比べるとなんだかあまり寒くないと思うのは僕だけですかね・・・?
暖かいのは、嬉しいですが、虫も動き出しますので注意ですね(^^)

さて、最近、床下の構造を記事にしていますが、今回は床上のことについて記事にしていきます。
以前に日本家屋のことについて記事にしましたが(下記参照)、そちらの記事の延長線上のような記事となっております。

床下の構造 その1


目次

  • 日本家屋特有の土壁・砂壁
  • 土壁・砂壁の特徴
  • まとめ

 

日本家屋特有の土壁・砂壁

まず、みなさん土壁・砂壁どちらかを聞いたことがあるでしょうか?
近頃は、気密性を高める構造が増えているため、土壁・砂壁を使用したおウチがかなり少なくなってきています。
そのため土壁・砂壁を聞いたことのない方もいらっしゃると思います。
土壁・砂壁というのは、分かりやすく例えると、和室の壁などに用いられている壁の構造のことです。

↑画像引用元http://www.reform-guide.jp/topics/tsuchikabe-reform/

そうです、あのザラザラした感触の壁のことです。
今も尚、新築で和室を設ける方もいらっしゃることだと思います。

が!

現在の和室の壁は土壁・砂壁で作られることは、ほとんど皆無に等しいです。
なぜなら風を通す土壁・砂壁は気密性に欠けているからです。
現在では土壁・砂壁に見立てた壁紙や、壁の表面に土壁・砂壁に見える素材の塗料を使ったりしていて、壁面の中は断熱材で気密性を高めた造りをしています。
僕は1年で、1000件程のおウチへお邪魔していますが、平成10年以降に建てられたおウチで、土壁・砂壁を使用しているところはまずないと思います。これには建築基準法なども関係してきますが、断熱性の高いおウチを好む方が増えてきていることも関係しています。


土壁・砂壁の特徴

では、土壁・砂壁は良くないモノだったんでしょうか?

答えはNOです。

そもそも土壁・砂壁は、おウチを長持ちさせる特徴が有り、非常に優れた壁なのです!
上記にも記したように、土壁・砂壁は風を通します
単に風を通すわけではなく、外気の新鮮な空気をおウチへ取り込み、おウチの中のよどんだ空気をキレイにしてくれる優れものなんです。
最近では、ハウスシック症候群や化学物質アレルギーなど、昔の時代では耳にしなかった症状が増えてきています。

それはなぜか?

みなさん、少しずつお分かりになられていると思いますが、気密性が高ければ外の新鮮な空気がおウチに入ることも期待できませんよね。
そうなると、暖かい生活が送れるかもしれませんが、同時に新鮮な空気がおウチへ取り組むことが出来なくなり、おウチの中で風邪菌がウヨウヨしたり、ホコリが喉に入り咳が出たり・・・。
人の健康障害もそうですが、おウチに新鮮な空気を取り組むことが出来ないとなると、おウチの寿命も短くなってきます
現在の構造が悪いというわけではありませんが、換気というのは、床下も床上も非常に大切なことということですね!


まとめ

最近では、改めて土壁・砂壁がおウチや健康に良いということで見直されています。
冬の寒い中で毎日換気をすることは、ちょっと踏ん張らないと出来ないことかと思いますが、それも大切なおウチを少しでも長持ちさせる為、大切な家族をより健康にする為に、と思って換気しましょう!

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白石祥勝

白石祥勝

私は、ターミニックス事業部のシロアリ事業部に所属しており、入社10年目でまだまだ中堅ですが、お客様の床下の湿気や白蟻などの害虫に対して一生懸命アドバイスさせていただきます。

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